この事例の内容
OutCheeseについて
OutCheese は、LinkedIn、メール、Telegram、WhatsAppでのアウトリーチを通じて、企業の質の高い商談獲得を支援するB2Bリード獲得代行会社です。そのため、自社のアカウントとクライアントのアカウントの両方で、セッションを維持し安全に保つことが二重に重要になります。
月額$200のClaudeサブスクリプションやChatGPTなどのツールへのアクセスも共有し、チーム全員が同じコンテキストで働けるようにしています。セッションとアクセスの管理はSNSアカウントだけの話ではなく、代理店が日々運営していくうえで欠かせない要素です。
1. 課題
だからこそ、アカウントの安全性を真剣に考えています。具体的には次のような点です。
- 安全なチームアクセス。 チームのメンバーが、異なるデバイスやIPから同じアカウントに同時に、しかも安全にログインできる必要がありました。
- 安定したセッション。 分散したチームは、さまざまなデバイスや場所からサインインします。共有のワークスペースがないと、パスワードがチャットに流れ、ログインの繰り返しやセッションの紛失が起こります。
- 所有者に代わって運用しているクライアントアカウント。 クライアント(アカウントの所有者)は、アウトリーチの運用をチームに任せ、国から国へ、ビジネスイベントへと移動している間もそのアカウントを使い続けます。パスワードを共有せずに、このアクセスを整理された安全な形で提供し、いつでも簡単に取り戻せるようにしておく必要があります。
アカウントにアクセスできなくなれば、どちらの場合でも直接的な損失になります。自社のアカウントなら収益を失い、クライアントのアカウントなら信頼を失います。
Sasha Dokuchaev
OutCheese共同創業者
2. これまでの解決策
Gologin以前に使っていたのは、AdsPowerと Dolphin Anty.
- AdsPower はインターフェースが洗練されていて、完全にコントロールでき、プロファイル(Cookie付き)の移行も簡単でした。
- Dolphinは、私たちに必要なスケーラビリティを備えていませんでした。
- どちらにも共通する決定的な問題は、当時、使いやすいクラウドの選択肢がなかったことです。セッションはすべてローカルに保存され、大量のディスク容量を消費しました。数十のプロファイルを管理すると容量が足りなくなることがあり、プロファイルを削除しても確実に容量が戻るわけではありませんでした。
うまくいかなかった点は?
- 数十のプロファイルを管理すると、ディスク容量が常に不足しました。プロファイルを削除しても、その容量は戻りませんでした。
- セッションが1人のパソコンの中にあるため、ログイン情報を直接共有しないとチームメンバーに作業を引き継ぎにくい状況でした。
3. 新しい解決策の検討とGologinの選定
- Gologinにすぐ心を動かされたわけではありません。人に勧められて、試してみることにしました。
- 最初に惹かれたのは、クラウドベースの仕組みです。ローカルにセッションを保存する必要がなく、どのデバイスからでもログインできます。
他の選択肢ではなくGologinを選んだ理由は?
- GetSalesとの連携。 これが決め手でした。1回のログインで使える、信頼性の高い共有LinkedInセッションをチームに用意でき、最大の懸念だったアカウントセキュリティの問題が解消しました。現在、ほとんどのクライアントはまさにこの理由でGetSales経由でオンボーディングしていますが、Gologinで直接設定しているクライアントもあります。
- どこからでも使えるクラウドアクセス。 1台のパソコンに依存する必要はありません。チームはどのデバイス、どの場所からでもログインでき、容量が足りなくなる心配もありません。
- きめ細かなアクセス制御。 プロファイルはプロジェクト、クライアント、施策ごとにフォルダで整理し、段階的な権限(Can run / Can edit / Full access)を設定できます。インターンには実行のみ、信頼できるチームメンバーにはフルアクセスを付与しています。
- セッションロック。 クライアントのLinkedInアカウントでは、セッションを同時に1人のアクティブユーザーにロックできます。そのため、2人が誤って同じアカウントで同時に作業してしまうことはありません。
気になった点も正直にお伝えします
- 途中で、LinkedInまわりの軽微な不具合がいくつかありました。
- ChatGPTアカウントがブロックされ、何度も再ログインを求められたケースが1件ありました。原因は最後まで特定できておらず、傾向ではなく単発の出来事でした。
- 一部の問題については、サポートによる完全な解決に時間がかかることがあります。繰り返し再ログインが求められ、ブラウザの不具合も出たケースでは約7か月かかりました。その間、チームは多くの提案を受けましたが、直接の解決にはつながらず、最終的には自然に起こらなくなりました。
4. 導入と成果
- 現在、私のチームの作業はすべてフォルダと階層化されたアクセス権限を通して行っています。Gologinの仕組みを経由せずに、共有アカウントへ直接ログインする人はいません。
- クライアントのLinkedInアカウントは、直接やり取りされるのではなく、ロックされた1つのセッションの下で運用されます。以前アカウントのリスクになっていた「異なる場所からの複数ログイン」というパターンをなくせました。
- 新規クライアントのオンボーディングは、15〜20分のウォークスルー通話から、セルフサービスで約1分のログインになりました。
パフォーマンスの目安
- 高度なフィンガープリント。 この環境では、OS、MACアドレス、画面解像度、ヘッダーなどを、プロファイルごとに一貫したフィンガープリントとして管理します。私が見る限り、かなり高度です。
- 専用プロキシ。 各プロファイルは専用のプロキシで動かしています。固定のレジデンシャル、またはISPグレードのプロキシ(私はProxy-SellerとBrightDataを使用)で、データセンターは使いません。アカウントの安全には、地域とIPの一貫性が何より重要だからです。
クライアントにはログインリンクを送るだけです。クライアントは自分のデバイスでそれを開くので、Gologinをダウンロードしたり、アンチディテクトブラウザの仕組みを覚えたりする必要はありません。以前は20分のオンボーディング通話が必要でしたが、今は約1分で済みます。
Sasha Dokuchaev
OutCheese 共同創業者
5. 導入の成果
Gologinは、現在のワークフローに欠かせないものだと言えますか?
- はい。代理店としての最大のリスクであるアカウントの安全(自社とクライアント双方)を解消でき、今では負担なく毎日使うツールになっています。GetSalesとの連携は私たちにとって非常に重要なので、他のアンチディテクトツールに乗り換える予定はありません。
新しいソリューションに切り替えて、どう感じていますか?
- おおむね満足しています。特に良い点は、どのデバイスからでも使えるクラウドアクセス、柔軟なアクセスレベル(実行可 / 編集可 / フルアクセス)を設定できるフォルダ、共有のLinkedInセッション1つとクライアント向けログインリンク、ロシア語でのサポート、暗号資産での支払い、そしてGologin自身の記事に載っている実用的なヒントです。なかでもTelegramのマルチアカウント運用ガイドは特に役立ちました。
Gologin導入前後の結果を示す重要な指標を挙げるとしたら何ですか?
- 新規クライアントのオンボーディングにかかっていた時間: 15〜20分 のウォークスルー通話。
- 現在の所要時間: 約1分、ログインリンクを使ったセルフサービス。