Gologin でプロファイルの 起動 をクリックすると、ブラウザウィンドウが開きます。このブラウザが Orbita です。
見た目は Google Chrome とまったく同じで、レイアウト、タブ、メニューも変わりません。違いがあるのは、ウェブサイトがあなたを識別しようとしたときの、裏側での動作です。
独自のブラウザを開発した理由
どのブラウザにも、「身元が特定されやすい」という問題があります。ウェブサイトにアクセスすると、サイトはブラウザが動作しているデバイスについて、数十項目もの情報をひそかに問い合わせることができます。たとえば、搭載している GPU、インストールされているフォント、画面解像度、グラフィックスの描画結果などです。これらの回答を組み合わせると、フィンガープリント(指紋)となり、VPN を使っていても、Cookie を削除していても、あなたを識別できてしまいます。
標準の Chrome は、こうした情報を隠そうとはしません。すべての問い合わせに対して、実際のデバイスのデータをそのまま返します。
Orbita が実際に変更する内容
ウェブサイトが Orbita に動作中のデバイスの情報を問い合わせると、Orbita はお使いのコンピューターの実際の値ではなく、プロファイルに設定された値を返します。対象となる主な項目は次のとおりです。
- サイトに通知されるブラウザのバージョンとオペレーティングシステム
- 画面サイズと解像度
- グラフィックカードの詳細
- デバイスで利用可能なフォントの一覧
- ブラウザによるグラフィックスや音声の描画結果(フィンガープリントに利用されます)
- タイムゾーンと言語
- ビデオ・音声機能(WebRTC)経由での IP アドレスの露出
- そのほか内部的な処理
ウェブサイトから見ると、やり取りしている相手は、プロファイルで設定されたデバイスであり、お使いの実際のコンピューターではありません。
各プロファイルは完全に分離されています
2 つのプロファイルを開くと、それぞれがまったく別の環境で動作します。Cookie、保存されたログイン情報、閲覧履歴、セッションデータは互いに無関係です。プロファイルを閉じると内部のすべてが保存され、次回はその続きからそのまま再開できます。
この分離により、Gologin は複数のアカウントの管理に役立ちます。ブラウザレベルでは、アカウント間で情報が共有されることはありません。
使い心地は違いますか?
いいえ。Orbita は Chrome と同じオープンソースの基盤をもとに作られているため、使い心地は Chrome と変わりません。ブックマーク、拡張機能、キーボードショートカット、開発者ツールもすべて同じです。Orbita による変更は、ブラウザを使う人の目には見えません。
Orbita を最新の状態に保つ
Orbita は Chrome のバージョンリリースに追従しています。古いバージョンを報告するブラウザは、ウェブサイトから不審に見られるためです。Gologin は Orbita を定期的に更新しており、プロファイルメニューから個別のプロファイルを更新して、最新のブラウザバージョンにすることができます。
古いプロファイルがある場合は、最新の Orbita バージョンで動作しているかどうかを確認することをおすすめします。確認するには、各プロファイルの横にある三点メニューを開きます。
Android 版 Orbita
Gologin には、Orbita をブラウザエンジンとして使用する Android アプリもあります。スマートフォンでは Orbita がデバイス上でネイティブに動作するため、ウェブサイトが検出できるセンサーデータ(動き、バッテリー、画面の種類)は、シミュレーションではなく実際のスマートフォンのハードウェアから取得されます。これにより、モバイル用のプロファイルは、本物のモバイルユーザーとの区別がいっそう難しくなります。